札沼線 知来乙駅

2020.2.29 札沼線 知来乙駅
2020.2.29 札沼線 知来乙駅(Nikon D800E, AI AF 80-200 F2.8D NEW)
 

唸れ!450PS仕様DMF14!
夜明けとともに2両のキハ40が動き出す!

Vカットを抑えた27日の次の28日、天候がイマイチだったため泊めてもらった優秀な友人の母校である北海道大学を散策。どっかの二流大学と違い、博物館の見ごたえも十分で、人や車の往来も比べ物にならないくらいに盛ん。面積の広さだけが取り柄の弊学と違い、キャンパスは広くて色々な施設が密集している。すごい大学だなあということを肌で感じさせられた。しかもヨドバシが近い!!
そんな散策もほどほどに、「仕事」の方も考えなければならない。明日、29日の天気予報は晴だが、GPVによるとスカッとした晴天では無さそう。う~ん、どうしよう。ヌル晴れの可能性も十分に考えられたのだが、ここはひとつ、賭けに出ることに。7000円もの大金を投資してレンタカーのヴィッツを借りてきた。

午前5:00出発、少し寝坊気味に起床してしまったので急いで撮影地に向かう。札幌市内はスムーズに進んでいたものの、郊外に出るあたりでノロノロ車列に引っかかってしまった。前のヴィッツ、RSの癖にスポーツマインドの欠片もないな。と不満げに運転しているとナビが左折に案内。しかも交差点は左折レーン付き。信号に間に合わせるため、アクセルを踏み込みヴィッツRSを追い抜いて交差点に突っ込んだ、しかしクルマが全く減速しない!ブレーキを目いっぱい踏み込んでも止まらない!ガガガガッというABSの作動音が車内に響く。ヤバい、ガードレールにぶつかる!かくなる上は!
ステアリングをさらに切り増してサイドブレーキを思いっきり引き上げ後輪をロックさせる。すると思惑どおりリアがスライド。くるっと車体が90度回り何とか事なきを得た。凍結路の恐ろしさを身をもって学んだのであった。

そんな恐ろしい思いをしながらもなんとか撮影地に到着、ここなら雪原になっているため朝焼けとヨンマルを撮影できるはず。車を停車させて車内の気温計を見るとなんと-15℃!車外に出てカメラをセットするが、吐息がカメラに貼り付いて真っ白に凍り付いてしまった!北海道の冬はどえらい寒いと聞いてはいたが、ここまでとは...

そんな北海道の厳しさを表現できたのがこのカット。オマケカットのつもりで撮影したのだが、排煙が寒さのせいかいつもに増して迫力があるし日の出直後の光線のおかげでより煙を強調して写真に収めることができた。いつもは計算してVを狙っているが、今回は全くの偶然である。前々日に乗り鉄して鉄道の神様にお布施したお陰かもしれない。