2019.11.4 磐越西線 尾登-荻野 "鳥屋山俯瞰"

2019.11.4 磐越西線 尾登-荻野 鳥屋山俯瞰
2019.11.4 磐越西線 尾登-荻野 "鳥屋山俯瞰"(Nikon D800E, AI AF 80-200 F2.8D NEW)
 

なかなか納得いく写真を撮らせてくれない難関撮影地、鳥屋山俯瞰。ただの俯瞰かと思いきや、線路と奥に見える飯豊山山頂は直線距離にしておよそ25kmも離れているのである。そのため線路と飯豊山の双方で良好な気象条件がそろわない限り合格点に達する写真を撮らせてもらえない。そんな日本最大級と言っても過言でないスケールの大きい俯瞰撮影地、難易度が高いほど燃えてしまうのが私の悪い癖である。

盤西遠征最終日の早朝、雲一つない朝焼けが広がり空模様は良好。今回の盤西大遠征、ロクなカットが稼げないまま最終日に突入してしまったが、今日こそはイケるのでは??
しかし難関撮影地である鳥屋山、そう簡単には合格点を出してくれないだろう。行くか否か迷ったがおそらくこれが私にとって最後の磐越西線、どうせ散るなら後悔せずに散ろう。悩んだ挙句、第一志望に特攻することに。今年度のゴールデンウィーク、そして今回の盤西遠征一日目で痛い目に遭ったのにまた鳥屋山に登ってしまった。

盤西遠征一日目の登頂で道に深さ30cmはあるわだちができており、ところどころブッシュも出ていたのを知っていたため、私の愛車(25年前の車なので壊れるとどえらいことになる)で行くのを断念。仕方なく下から徒歩で登頂しようと準備していた矢先、登山口でお会いした同業の方に撮影地を案内する代わりに乗せてもらえることに。海外製高級SUVで優雅に撮影地手前まで到達した。

到着後に通過した2本の列車は線路に影が落ちて撃沈、残るは下り227Dのみ。果たして晴れるか。構図やピンを念入りにチェックしながら通過を待っていると雲が抜け始めた。イマイチに見えた紅葉も光線が良くなったおかげで良い感じに色が出ている。そのまま通過時刻を迎えV!やっとの思いで撮影成功、と同時にやっと今回の大遠征でまともなカットが撮れたことに安堵。ほっと胸を撫で下ろした。