今年の秋は大学の勉強のせいで超激務!4力学のうちの3つもカリキュラムに含まれていた上に考査とレポート三昧だったため各地の紅葉は泣く泣く見送ることに。Twitterに流れてくる全国のVカットを見ながら涙を呑んだ。
そんな忙しかった秋が終わり、いよいよ冬の気配がやってきた。それでもなお、広島の山の木々はまだ辛うじて紅葉しているようだ。岡山だったらまだ間に合うのでは...?
考査終わりのガタガタの体に鞭を打って下道で2時間、伯備線へと向かった。狙いは布原-備中神代の渓谷俯瞰。阿哲峡ともいうそうだ。到着後、数十分ほどで来たやくもは山に雲の影が落ちて非V。これで良しとして他の撮影地に行くか、あるいはこの撮影地で「秀」の単位を取得するか。散々迷った挙句、残留することに。しかしその一時間後の下りやくももまたまたマンダーラ。これは上りもダメか。諦めかけて空を見上げると、どうやら通過時には雲が抜けそうだ。
やがて渓谷奥の警報器が赤く点灯し始め、やくもが車体をくねらせながらこちらへ向かって来る。構図内には影は落ちていない!今だ、早く通過してくれ!指先に鉄道の神への祈りを込めてシャッターを切った。そのままやくもは通過!!ヨッシャアア!一年以上前から地理院地図や航空写真を使ってリサーチしていた撮影地だけによろこびもひとしお。鼻歌交じりに軽やかな足取りで下山した。