夏休み終盤戦、逆帰省の道中に三重県は三岐鉄道北勢線へ立ち寄った。実家から下道でおよそ2時間。撮影予定地ではリサーチ通りひまわり畑が広がっておりとても美しい風景が広がっていた。しかしまだまだ時間的に陽が側面に回らず非V。それでも結構な数の撮り鉄が構えていた。ハスキー5段にレフ機を2台乗せ。かなり気合が入っているがこんな光線では良い写真は撮れまい。再び三岐鉄道線に戻り適当に写真を撮って時間をつぶす。
太陽が良い感じに傾いた頃、再び撮影地へ戻ると撮り鉄は少し減っていた。これからが良い光線状態なのに勿体ない。しかしこの場所、とてもカオスである。頭の上をドローンがぶんぶん飛んでいるし、老人ホームのおじいちゃんおばあちゃんがひまわりを見に来ているなあと思えば、EOS KISSを首からぶら下げたインスタ女子がへし折ったひまわりの花を片手に記念撮影。そして撮り鉄はひまわり畑に乱入した一般人に「どけ～ッ」と罵声。さすがの私もこれにはドン引き...
ファインダーを覗き込み、地獄のような風景をフレームアウトしながら9月末の残暑にくらくらしながら待つこと数十分。復刻塗装の小さくレトロな電車がゆっくりやってきた。まるで絵本から飛び出てきた景色に思わず無言でガッツポーズ！
Vカットをキメた後は鈴鹿山脈を越えて、けいおん!の聖地、滋賀県は豊郷小学校旧校舎へ。初めて訪れるのに何故か懐かしさを感じる景色だった。夕方15:00ごろに訪れたため、校舎が順光になり美しい。また訪れたいものだ。やがて日は沈み、暗くなってしまったので後ろ髪を引かれつつ下校。「ぴゅあぴゅあはーと」をBGMにセットして西へと車を走らせた。
（補足：現地の看板によると、畑のひまわりの花は持ち帰ってもよいそうです。いなべ市太っ腹ですね！）