三岐鉄道 三岐線 丹生川-三里

2020.9.14 三岐鉄道 三岐線 丹生川-三里
2020.9.14 三岐鉄道 三岐線 丹生川-三里(Nikon D800E, AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)
 

黄金に染まる田園、沈みゆく夕陽に車体が光る。

秋の足音が聞こえ始めた9月中旬、稲穂や晩夏の空と電機を撮ろうと三岐鉄道へ。しかし出発時の青空とは打って変わり、現地は微妙な晴れの上、鈴鹿山脈には雲がかかっていた。何本か電車を撮ってはみたものの、天気は次第に崩れていき、お昼時にはすっかり鉛色の空へと変わってしまった。入道雲が出るような高気温と好天どころではない。仕方ないのでGoogleMapで目を付けていたポイントのロケハンだけ行い、その後は某駅前広場の木陰へと移動。最近始めてみた、女の子がいっぱい出てくるスマホゲームで機嫌を直しつつ、お昼寝で体力を回復した。
目が覚めたのは15時、重い腰を上げてGPVを確認すると17:00ごろから天候が回復する模様。本日雲が供給されてくる北側を確認するも晴れる気配なし。暇つぶしにロケハンをそれなりに行うが、特に閃く場所もなければ天気が回復する予兆もなく、やる気ゲージは再びゼロに削がれる。しかし予報によれば晴れるらしいので、仕方なく最終撮影予定地へ車を走らせると、みるみるうちに頭上がクリアになっていくではないか!狙っていた構図を試しに数本撮るが、見事なまでにしっくりこない。今日は夕陽が綺麗で、加えて幸い稲刈りのされていない田も残っている。顔は潰れてしまうが、反逆光での撮影の方が稲穂が輝き、印象的な写真になるのでは。次の電車までは少し時間がある、反逆光カットに賭けることにした。
撮影予定スポット付近に駐車をしてクルマから降りると、予想通り、夕陽に包まれた美しい田園風景が広がっていた!三脚にデジとフィルムを二台乗せて臨戦態勢へ。踏切の警報音からしばらくして現れた西武カラーの黄色い電車は、夕日に車体を輝かせながら走り去っていった。